グランツーリスモ7(GT7)レビュー|2026 年もシムケードの最高峰か【ピカーチャンネル】

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グランツーリスモ7(GT7)レビュー|2026 年もシムケードの最高峰か

結論から言うと、グランツーリスモ 7(GT7)は 2026 年現在も「シムケード(シムとアーケードの中間)」の最高峰として、PS5 でシムレースを始める層・既存 GT シリーズユーザー・実車との比較検証を楽しみたい上級者まで幅広くカバーする一台です。発売後 4 年間にわたる継続アップデート(1.31〜1.55)で物理エンジン・FFB 対応が大きく進化し、Fanatec DD Pro / DD Extreme / Logicool G PRO Racing Wheel など主要 DD ハンコンへの公式対応も完備。さらに PSVR2 完全対応により VR 没入感も最高峰、PS5 純正コントローラー DualSense でも本格的に遊べる稀有な設計が特徴です。

この記事では、ピカーチャンネルで 783 動画にわたって言及されてきた GT7 について、PS5 を所有しシムレースを始めたい層と、iRacing / ACC / AC EVO との位置関係を知りたい中級者を主な対象に、シムケードという独自ジャンルの意味、アップデート史、対応デバイス、他シムとの比較を整理します。

Gran Turismo 7 とは — シムケードの最高峰

GT7 は Polyphony Digital 開発、ソニー・インタラクティブエンタテインメント発売の PlayStation 専用シリーズの最新作。2022 年発売以来、4 年間にわたって継続的にアップデートが行われ、2026 年現在も「現役最強の GT シリーズ」として君臨しています。

基本情報(race_games_master.csv 正本)

項目 内容
game_id GAM0067
正式名 Gran Turismo 7
シリーズ Gran Turismo
開発元 Polyphony Digital
パブリッシャー ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ジャンル シムケード(シミュレーターとアーケードの中間)
対応プラットフォーム PlayStation 5 / PlayStation 4
VR 対応 PSVR2 完全対応
動画引用数(ピカーチャンネル) 783 動画(圧倒的 1 位)

「シムケード」というジャンルの意味

GT7 を理解する上で最も重要なのが、「シムケード」という独自のジャンルポジションです。

マルチポイントタイヤモデルを採用していることを公式に謳っており、そのタイヤモデルは筆者も高く評価しています。「R ファクター並みの、ある領域で持ちながら、ゲーム性を生かして破綻しそうになった時にゲーム性が発揮されて破綻しない」という独特の特性を持つと分析。低スリップ領域でのタイヤの感覚は非常にリアルである一方で、大スリップ領域ではユーザーを「助ける」ような挙動になり、破綻しにくいというゲーム性とのバランスが特徴です。

— ピカーチャンネル「【GT7】【acEVO】【iRacing】シミュレーター比較!どれが一番リアルか順位決めます」より

「低スリップ領域は iRacing 並みにリアル、大スリップ領域はゲーム性で破綻させない」というのが GT7 のシムケード設計の本質です。本格シムの iRacing が「破綻したら容赦なくスピン」する世界観に対し、GT7 は「破綻しそうな瞬間に粘る」設計で、初心者から上級者まで楽しめる懐の深さを持っています。

アップデート史 — 1.31 から 1.55 までの進化

GT7 の最大の魅力は、発売後の継続的なアップデートで物理エンジンと FFB が育ち続けていることです。ピカーさんは各アップデートを毎回検証してきました。

1.31 アップデート — DD Pro 対応で「神回」

Pro の現在地:今回のグランツーリスモ7 アップデート 1.31 を総括すると、DD Pro 使用時のフォースフィードバックが大幅に改善され、よりリアルで楽しいドライビング体験ができるようになったというのが明確な結論です。特に、ハンドル操作に対する車の反応、路面からの情報伝達、そして縁石の乗り越え方など、細かな挙動が実車に近づいたことで、シミュレーターとしての没入感が飛躍的に向上しました。「スポーティーで面白くなった」という言葉が、今回のアップデートを最も的確に表しているでしょう。

— ピカーチャンネル「【グランツーリスモ7】アップデート 1.31 全車一気乗り!DDPRO も良くなったよ」より

1.35 アップデート — タイヤモデル進化で「神」

古いバージョン 1.34 のケイマンを走らせると、その横方向のグリップの高さに驚かされます。非常にレスポンスが良く、ハンドルを切れば切るほどしっかりと曲がり、縦方向のトラクションも強力です。まさに「レーシングカーっぽい」と感じる挙動でした。そして、バージョン 1.35 のケイマンに乗り換えると、やはり挙動の変化を感じます。…全体的なグリップ量が低下したように感じられました。特に横方向のグリップの低下が顕著で、…全体的にスリップアングルに対する応答が弱くなり、グリップの山が低くなった印象です。…この変化は、1.35 の方がより「スリックタイヤとして自然な挙動」であると感じさせます。

— ピカーチャンネル「【GT7】アップデート 1.35 の挙動が神!2 台の PS5 で 1.34 との違いを解説」より

2 台の PS5 を用意して 1.34 と 1.35 を同時比較するという徹底検証で、GT7 の物理アップデートがいかに繊細かつ意義深いものかが明確に示されています。

対応ハンコンと推奨設定 — DD 公式対応の進化

GT7 のシムレース体験は、対応ハンコンの選択で大きく変わります。Fanatec DD Pro / DD Extreme、Logicool G PRO Racing Wheel など主要 DD ハンコンが公式対応しています。

Fanatec DD Pro / DD Extreme

DD Extreme がもたらす「ゴム感」のリアル:このハンコンの最大の特徴は、路面を捉える「ゴム感」が非常にリアルであることです。タイヤが路面を掴み、ゴムがたわみ、そして滑り出す瞬間まで、その挙動が驚くほど細かく伝わってきます。まるで路面とタイヤが一体になったかのような感覚で、従来のハンコンでは感じられなかった、タイヤの「ゴムが張っている感じ」や「ずれている感じ」が明確に伝わります。これは、まるで実車を運転しているかのような没入感を生み出すのです。

— ピカーチャンネル「【GT7】最強ハンコン DD+ と DDPRO を徹底比較」より

Logicool G PRO Racing Wheel

Logicool G PRO は GT7 設定の緻密さが評価される一方、TrueForce Audio の調整に注意が必要、というピカーさんの実体験です。

TrueForce Audio:ゲーム内の音響情報(エンジン音、路面状況など)をフォースフィードバックとしてハンドルに伝えるロジクール独自の機能です。iRacing で試した際には非常に効果的で、リアルな振動を再現してくれましたが、GT7 で強く設定すると、以前のバグのような不自然な振動が再発する印象がありました。そのため、GT7 では一旦 TrueForce Audio をゼロに設定して検証を進めました。

— ピカーチャンネル「GT7 で再検証!G PRO Racing Wheel PS5 版を PC に」より

「同じ TrueForce 機能でも、iRacing では効果的・GT7 では強くしすぎると不自然」というタイトル相性は、ハンコン × ゲームの設定を煮詰める奥深さを示しています。

PSVR2 完全対応 — 実車 BRZ と比較できる没入感

GT7 の特筆すべき機能が PSVR2 完全対応です。ピカーさん自身が実車 BRZ を所有しているため、ゲーム内 BRZ との直接比較ができる稀有な検証が行われています。

ニュルを走らせてみると、BRZ の低重心設計とロールセンターの位置関係が絶妙に機能していることがよく分かります。以前の車よりもロールする感覚はありますが、フロントがしっかりと路面を捉え、リアがほんの少しだけ流れるような、非常にスタビリティの高い追従性を見せてくれます。GT7 の物理エンジンは、今回のアップデートで「神回」と呼べるほどの進化を遂げたと感じています。特にブレーキを使った挙動のコントロールは秀逸で、まるで実車を運転しているかのような感覚に陥ります。このクオリティが今後のアップデートで変わらないことを願うばかりです。最近では、クラッチをきちんと切らないとシフトが入らないという、よりリアルなシフターも登場しており、私も導入を検討中です。GT7 の挙動は非常にリアルですが、欲を言えば、流れ出した後の挙動がもう少し実車に近づけば、さらに没入感が増すでしょう。

— ピカーチャンネル「【GT7 VR2】実車の BRZ を買ったので GT7 で実車と比較してみた」より

「実車を買って比較する」というのはシムレース愛好家でもなかなかできない検証で、ピカーチャンネルならではのコンテンツ。GT7 の物理が「実車の BRZ の挙動と直接比較しても破綻しない」というのは、シムケードという枠に収まらない完成度の証です。

DualSense(PS5 純正コントローラー)でも本格的に遊べる

GT7 のもう一つの特徴は、ハンコンが無くても DualSense で十分に楽しめる設計です。

GT7 をプレイしてまず感動したのは、PS5 の DualSense コントローラーの素晴らしさです。筆者はこれまで、レースゲームをプレイする上で「ハンコン」(ハンドルコントローラー)が最高の選択肢だと考えていました。しかし、DualSense はハンコン以外の選択肢を提示し、むしろコントローラーでプレイした方が実車に近い感覚を得られるとさえ感じさせるほどです。なぜこれほどまでに感動したのか。それは、DualSense の「トリガーフィードバック」機能にあります。アクセルとブレーキを担当する L2/R2 ボタンのバネの強さが、ゲーム内の状況に応じて変化するのです。例えば、ブレーキング時にはトリガーに強い抵抗がかかり、加速時にはエンジンのトルク感に合わせてバネが強くなったり弱くなったりします。これにより、タイヤが路面に食い込む感覚や、エンジンがパワーを絞り出す感覚が、指先にダイレクトに伝わってきます。

— ピカーチャンネル「【グランツーリスモ7】まとめ!25 日間プレイした結果」より

「コントローラーでプレイした方が実車に近い感覚を得られるとさえ感じさせる」という評価は、シムレース界の常識を覆します。DualSense のアダプティブトリガーは、実は「アクセル・ブレーキの繊細な踏み具合」を再現する装置として、ハンコン以上に直感的に効く場面さえあります。

他シムとの比較 — Forza / iRacing / AC EVO

Forza Motorsport との直接比較

ピカーさんは Microsoft 公認のもとで Forza Motorsport との直接比較を行っています。

比較を行うにあたり、公平性と正確性を期すため、使用する機材と設定には徹底的にこだわりました。まず、ハンドルコントローラーは Fanatec の「DD Pro」を使用。このDD Pro は、Xbox と PlayStation 5(PS5)の両方に対応しており、…非対応の機材でレビューをしては、メーカーの方々にもご迷惑がかかる可能性がありますから、こうした準備は非常に重要です。万全の体制で比較に臨みます。コースは、両タイトルに共通して収録されている「鈴鹿サーキット」を選択。天候は晴れ、周回数は 3 ラップで統一しました。

— ピカーチャンネル「GT7 VS Forza 禁断の比較動画を作ってみた」より

同一ハンコン(DD Pro Xbox/PS5 切替)・同一コース(鈴鹿)・同一天候・同一周回数という厳密条件での比較動画は、両シムの設計思想差を浮き彫りにする貴重なコンテンツです。

iRacing / AC EVO との物理比較

『Assetto Corsa Evo』は、バージョン 0.4 へのアップデートで、待望のニュルブルクリンク北コースが追加されました。…まず印象的だったのは、その「乗ってる感」の強さ。グラフィック面では『グランツーリスモ7』に一日の長があると感じられるものの、『AC Evo』は車両の挙動や路面からのフィードバックが非常にリアルで、まるで実際に車を運転しているかのような没入感を提供します。

— ピカーチャンネル「PSで発売予定【AC EVO】最新のニュル北を GT7 と比較しながら走る」より

「グラフィックは GT7、物理リアル感は AC EVO」という棲み分けは、シム選びの基本判断軸です。GT7 は美しさと幅広い遊びやすさで勝負、AC EVO は挙動の純粋なリアル感で勝負、というアプローチの違いがあります。

「リアル」より「慣れ」が大事という思想

重要なのは「リアルに近いかどうかに固執するよりも、シミュレーターごとの挙動の違いに慣れることが大事」という点です。例えば、iRacing のような別のシミュレーターとグランツーリスモでは、車の挙動や操作感が異なります。それぞれのシミュレーターには独自の特性があり、その特性を理解し慣れることが、最終的にはタイムを縮めるための一番の近道となります。

— ピカーチャンネル「グランツーリスモ7はコントローラーでも楽しめるか考察」より

「シミュレーターごとの挙動の違いに慣れることが大事」というピカーさんの哲学は、GT7 を語る上で非常に重要です。「どれが一番リアルか」を競うのではなく、「自分が最も楽しめて成長できるシム」を選ぶことが本質的に正しい、という視点です。

こんな人におすすめ/向かない人

✅ おすすめな人

  • PS5 でシムレースを始めたい人(PC ハードルなしで本格的)
  • 1〜10 万円のハンコン・DualSense・PSVR2 など多様なデバイスで遊びたい人
  • 実車との比較・市販車のリアルな挙動再現に興味のある人
  • 定期アップデートで物理が育ち続けるゲームが好きな人
  • 初心者から上級者まで「シムケード」の懐の深さを楽しみたい人
  • Polyphony Digital のグラフィック品質を重視する人
  • 家族・友人と一緒にプレイしたい人(DualSense でも本格的)

❌ 向かない人

  • 本格 PC シム(iRacing / AC EVO)の純粋なリアル感を最優先する人
  • PS5 / PS4 を持っていない人(PC 版なし)
  • オンラインの厳格なレーティング制(iRacing の iRating / SR)を好む人
  • MOD を導入したい人(GT7 は MOD 非対応)
  • ラリーシムを求めている人 → EA SPORTS WRC が向く

まとめ:GT7 は「シムケード」の最高峰

783 動画にわたるピカーチャンネルでの言及から得られる結論は、グランツーリスモ 7 が 「シムケードという独自ジャンルで他の追随を許さない最高峰」 ということです。継続的なアップデートで DD ハンコン公式対応が進化し、PSVR2 完全対応で VR 没入感も最高、DualSense でも本格的に遊べる稀有な設計を持っています。「リアル」を比較競争で測るのではなく、「自分が楽しめて成長できるシム」を求めるなら、GT7 は 2026 年でもベストアンサーの一つです。

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よくある質問

Q1. GT7 と iRacing はどちらが「リアル」ですか?

A. ピカーさんは「リアルに近いかどうかに固執するよりも、シミュレーターごとの違いに慣れることが大事」と一貫して述べています。低スリップ領域では両者ともリアルですが、大スリップ領域では iRacing が「破綻したらスピン」、GT7 が「ゲーム性で粘る」設計差があります。

Q2. ハンコンなしでも遊べますか?

A. はい、十分遊べます。PS5 純正コントローラー DualSense のアダプティブトリガー(L2/R2 のバネ強度変化)は、「むしろコントローラーでプレイした方が実車に近い感覚を得られる」と評価される稀有な設計です。家族・友人とのカジュアルプレイにも最適です。

Q3. PSVR2 対応は本物ですか?

A. 完全対応です。実車 BRZ を所有するピカーさん自身が、ゲーム内 BRZ と実車 BRZ をニュルブルクリンクで比較した結果、「物理エンジンの進化で実車に近い挙動」と評価しています。

Q4. おすすめハンコンは?

A. PS5 対応 DD ハンコンとして DD Pro(10〜12 万円)が標準的、DD Extreme(21 万円)が最高峰、Logicool G PRO Racing Wheel が GT7 のリアル表現で評価が高いです。エントリー帯なら HORI Racing Wheel Apex(FFB なし、1.6 万円)でも十分楽しめます。

Q5. アップデートは今後も続きますか?

A. 過去 4 年間で 1.31〜1.55 まで継続的にアップデートされており、新車追加・物理エンジン微調整・新機能(PSVR2 対応など)が続いています。Polyphony Digital のサポート方針からも、今後も継続される可能性が高いです。

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