Thrustmaster T248 レビュー|エントリー FFB の上位機は CSL DD Pro 前で買いか【ピカーチャンネル】

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Thrustmaster T248 レビュー|エントリー FFB の上位機は CSL DD Pro 前で買いか

結論から言うと、Thrustmaster T248 は「製品単体としては優れているが、価格設定が最大の論点」という位置づけの一台です。本体価格は約 5 万 5 千円、T300RS(約 5 万円・セール時 3 万円台)と Fanatec CSL DD Pro(約 9 万円〜・PS5 対応 DD)に挟まれた価格帯にあり、FFB の「味付け」の秀逸さや T300RS から進化したペダル、ディスプレイ搭載という独自要素は確かにあります。ただし、もう少し予算を上乗せできるなら DD ハンコンの CSL DD Pro が射程に入ってしまうため、その判断軸が購入の決め手になります。

この記事では、ピカーチャンネルで 29 動画にわたって言及されてきた T248 について、T150 / G29 / G923 からのアップグレードを考えている中級者を主な対象に、FFB の特性、ペダルの進化、価格設定の論点まで整理します。

Thrustmaster T248 とは — T300RS の正統進化

T248 は Thrustmaster がミドルレンジに投入した一台で、T300RS の後継的な位置づけです。ピカーさんは自腹購入してレビューしてきました。

はい、コンチャッキャー!今回は、僕が自腹で購入したスラストマスターの新作ハンコン「T248」を忖度なしで徹底レビューしていきます。メーカーから提供されたものではなく、自分のお金で買ったからこそ、正直な感想をお伝えしたいと思います。スラストマスターといえば、T300RS という名機があります。これは本当に素晴らしい製品で、ハンコンの歴史に名を刻んだと言っても過言ではありません。しかし、最近では Fanatec から「CSL DD Pro」のようなダイレクトドライブ方式のハンコンが 10 万円を切る価格で登場し、市場は大きく変化しています。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 自分で買ってレビュー正直高いわこれ!」より

基本スペック

項目 内容
ブランド Thrustmaster
シリーズ T248(ミドルレンジ)
駆動方式 ハイブリッド方式(ベルト+ギア)
本体価格 約 5 万 5 千円
付属ペダル 3 ペダル(クラッチ含む)/バネ+ゴム構造の改良版
ディスプレイ ステアリング搭載(速度・ギア表示)
FFB モード 複数モード切替可能(モード 1〜3)
対応プラットフォーム PlayStation 5 / PlayStation 4 / PC

iRacing で検証 — モード 3 が「最も好み」

T248 の特徴は、FFB モードを複数切り替えられる点にあります。ピカーさんは iRacing で各モードを試した結果、明確な好みが出ました。

Thrustmaster T248、iRacing で実力検証!PC に T248 を接続し、早速 iRacing を起動。まずは、ハンドルから伝わる路面状況や車の挙動を再現する「フォースフィードバック(FFB)」の設定から試していきます。T248 には、FFB の強さや特性を調整できるモードが複数用意されています。まずは「モード 1」からスタート。走行を開始すると、まず驚いたのがクラッチや半クラッチの感触の良さです。非常に操作しやすく、実車に近い感覚でコントロールできます。ブレーキも同様に良好なフィーリングで、初期の踏み込みからしっかりとした手応えを感じられます。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 を iRacing で使った結果!」より

しかし、モード 1 では FFB の初期の重さがやや軽く感じられました。そこで、モードを「2」に変更。すると、初期の重さが適度に増し、より安定した操作感を得られました。さらに「モード 3」も試しましたが、こちらも重さがあり、特にコーナー進入時にブレーキを抜きながらハンドルを切っていく際の重さが分かりやすく、車の挙動を掴みやすい印象です。最終的に、私のフィーリングとしては「モード 3」が最も好みでした。アンダーステア(カーブで車が外側に膨らんでしまう現象)の挙動が非常に分かりやすく、路面の情報がダイレクトに伝わってくるため、iRacing での走行には最適だと感じました。

— 同動画より

「モード 3 でアンダーステアが分かりやすい」というのは、エントリー〜中級ハンコンの中では貴重な評価です。複数モードから自分の好みを選べる、という柔軟性は T248 ならではの強みです。

実際の使用感とフィーリング — 29 動画ぶんの体感を整理する

FFB の「味付け」の秀逸さ

T248 はハードウェアスペックでは Fanatec の DD には劣りますが、Thrustmaster が長年磨いてきた「FFB の味付け」が真価を発揮します。

そして、スラストマスター製品の最大の強みであるフォースフィードバックについてです。ハードウェアスペックだけを見れば、Fanatec のようなダイレクトドライブ方式には劣るかもしれません。しかし、スラストマスターはフォースフィードバックのプログラミング、つまり「味付け」が非常に上手いんです。ゲーム内の情報をいかにリアルに、そして分かりやすくドライバーに伝えるかという点で、長年のノウハウが活かされています。T300RS もそうでしたが、T248 もこの「味付け」のうまさは健在で、実際に近いフィーリングを再現してくれます。これは、スラストマスターが長年培ってきた技術の結晶と言えるでしょう。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 自分で買ってレビュー」より

「ハードスペックでは劣るが味付けが上手い」というのは、エントリー帯のハンコンを評価する上で重要な視点です。タイヤの状態やコーナリング限界を「分かりやすく」伝える設計が、T248 の信頼性を支えています。

ペダルが T300RS から確実に進化

T248 の隠れた強みは、ペダルの構造改良です。先代 T300RS のペダルから明確に進化しました。

ペダルユニットの進化:T248 の隠れた強み。次に、ペダルユニットを見ていきましょう。T248 のペダルと、T300RS の付属ペダルを比較します。特に注目すべきはブレーキペダルです。T300RS のペダルは、ゴムが縮むことで抵抗を生み出すタイプでしたが、T248 のブレーキペダルは、バネとゴムが組み合わさった構造になっています。踏み込むとまずバネが効き、さらに奥でゴムが縮むことで、より段階的でリアルな感触が得られます。これは非常に良い進化だと感じました。標準で交換用のバネも付属しており、好みに合わせて調整できる点も評価できます。

— 同動画より

「踏み込むとまずバネが効き、さらに奥でゴムが縮む」という段階的な踏み心地は、5 万円帯のハンコンとしては優秀です。交換用バネ付属で硬さ調整できる点も、長く使う前提で考えると価値があります。

T248 のブレーキペダルは、バネとゴムが内蔵された構造になっています。実際に踏み込んでみると、ゴムの感触はあまり強くありませんが、バネによる適度な反発力とストローク(踏み込み量)が特徴的です。このバネの強さが、iRacing のようなシミュレーターでは意外なほど操作しやすさを提供してくれます。一般的に、実車に近いリニアな制動力を再現するためには、ストロークが短く硬いロードセル式のブレーキペダルが良いとされますが、iRacing においては、T248 のようなポテンショメーター式(ペダルの踏み込み量を電気信号に変えるセンサー)で、ある程度のストロークがあるペダルの方が、コントローラー感覚で操作しやすく、かえってタイムが出やすいと感じるドライバーもいるかもしれません。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 を iRacing で使った結果!」より

「ロードセル式が必ずしも最適ではない」という指摘は、T-GT II 記事と同じ流れです。シミュレーターによっては、ある程度ストロークがあるポテンショメーター式の方がタイムが出やすいケースもある、という大事な視点です。

ディスプレイとボタン拡張 — T300RS からの利便性アップ

T248 の独自要素として、ステアリングホイール上のディスプレイ搭載があります。これが地味に便利です。

ステアリングホイールのボタン配置も見ていきましょう。T248 は、T300RS と比較してボタン数が大幅に増えています。PS ボタン、シェアボタン、オプションボタンに加え、L3/R3 ボタン、そしてディスプレイと連動する GS ボタン、アップダウンボタン、十字キーなどが配置されています。特に、T300RS にはなかった L3/R3 ボタンや、ディスプレイの搭載は大きな進化点です。ディスプレイには速度やギアなどの情報が表示され、ゲーム中の利便性が向上しています。パドルシフトは裏側に 2 つ配置されており、操作感も良好です。また、アナログスティックや、回転式のエンコーダーも搭載されており、様々な機能を割り当てることが可能です。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 自分で買ってレビュー」より

速度・ギア表示が手元のステアリング上で確認できるのは、視線移動を最小化できて、特に VR 環境では実用性が高い機能です。

「悪くないけど、CSL DD Pro が見えてしまう」価格論点

T248 を巡る最大の論点は、もう少し予算を上乗せした先にある CSL DD Pro(PS5 対応 DD)です。

例えば、もう少し予算を足せば、Fanatec(ファナテック)の CSL DD Pro のような、より高性能なダイレクトドライブ方式のハンコンが 9 万円程度で購入できます。T248 の 5 万 5 千円という価格は、9 万円の CSL DD Pro と比較すると、その差額を考慮しても割高に感じてしまうのが実情です。この価格差は、中間業者の問題というよりも、メーカーの日本市場への価格設定の問題だと感じます。Fanatec のように、世界中でほぼ同じ価格で製品を提供しているメーカーもある中で、Thrustmaster も日本市場にもっと競争力のある価格で製品を供給してほしいと願うばかりです。

— ピカーチャンネル「忖度なし T248 を iRacing で使った結果!」より

「製品としては良いが価格設定が割高」というフェアな評価は、T248 を語る上で外せない論点です。同価格帯または微増で CSL DD(PC 専用 4.7 万円)/ CSL DD Pro(PS5 対応 9 万円)が射程に入ることが、T248 の最大の競合になっています。

iRacing で「タイヤのグリップ・路面感」がリアル

否定論点とは別に、T248 単体としての iRacing 走行体験は良好です。

結論:Thrustmaster T248 は「買い」か?それでは、今回のレビューの結論です。Thrustmaster T248 は、製品単体としての性能は非常に優れています。特に、フォースフィードバックのチューニングは秀逸で、路面のグリップ感や車の挙動がリアルに伝わり、iRacing での没入感と操作精度を高めてくれます。ブレーキペダルも、バネによる適度な反発力とストロークが、シミュレーターでの操作に適しており、高い評価を与えられます。

— 同動画より

競合との位置関係

製品 価格 駆動方式 ペダル 位置づけ
T150 約 3.2 万円 ベルト 2 ペダル FFB エントリー
G29 約 4 万円〜 ギア 3 ペダル+シフター付帯 定番エントリー
G923 約 5 万円 ハイブリッド+TRUEFORCE 3 ペダル G29 後継・振動表現強化
T248 約 5.5 万円 ハイブリッド 3 ペダル+ディスプレイ 本記事の対象
T300RS 約 5 万円(セール時 3 万円台) ベルト 3 ペダル 5 万円台の標準機
CSL DD(PC 専用) 約 4.7 万円〜 DD 別売 PC 派の DD 入門
CSL DD Pro 約 9 万円〜 DD 別売 PS5 対応の DD 入門

T248 は機能面で T300RS から確実に進化していますが、価格帯がかぶる T300RS(セール時 3 万円台)と CSL DD(4.7 万円〜・PC 専用)に挟まれているのが現実です。

こんな人におすすめ/向かない人

✅ おすすめな人

  • T150 / G29 から確実な FFB アップグレードを求める人
  • iRacing の複数 FFB モードで自分の好みを探したい人
  • ステアリング上のディスプレイ(速度・ギア表示)に価値を感じる人
  • T300RS のペダルに不満があった人(バネ+ゴム構造の進化版)
  • Thrustmaster の「FFB 味付け」の伝統を信頼する人
  • PS5 でも PC でも使いたいが、CSL DD Pro までは予算を出したくない人

❌ 向かない人

  • 「同じ予算で DD ハンコン」を求める人 → CSL DD(PC 専用)または CSL DD Pro(PS5 対応)
  • セール時の T300RS(3 万円台)が射程にある人 → T300RS の方がコスパで上回る場面あり
  • 本格 iRacing でロードセル式ブレーキを最優先する人 → CSL Pedals LC や Heusinkveld 系
  • シフター必須で総額を抑えたい人 → G29 / G923 シフターセット(6 万円)

まとめ:T248 は「悪くないが立ち位置が難しい」一台

29 動画にわたるピカーチャンネルでの言及から得られる結論は、Thrustmaster T248 が 「製品単体としては確実に良いが、価格設定の論点が常に付きまとう一台」 ということです。FFB の味付け、ペダルの進化、ディスプレイ搭載という独自要素は確かに 5.5 万円相応ですが、すぐ隣に CSL DD(4.7 万円・PC 専用)や CSL DD Pro(9 万円・PS5 対応 DD)が見えてしまうのが、購買判断を難しくしています。「T150 / G29 から確実な進化」を求めるなら有力候補ですが、「もう少し予算を上乗せできる」なら DD への一気のジャンプを検討する価値があります。

関連動画

よくある質問

Q1. T248 と T300RS はどちらを選ぶべきですか?

A. T300RS のセール価格(3 万円台)が出るタイミングなら T300RS が有力。通常価格同士の比較なら、ペダル進化・ディスプレイ・モード切替といった要素で T248 の方が新世代として進化しています。

Q2. T248 と CSL DD Pro の差は何ですか?

A. 駆動方式が決定的に違います。T248 はハイブリッド(ベルト+ギア)、CSL DD Pro はダイレクトドライブ。価格差約 3.5 万円ですが、フィーリングの素性で CSL DD Pro が大きく上回ります。「もう少し出せる」なら CSL DD Pro へジャンプする価値があります。

Q3. iRacing で使うなら何モードがおすすめですか?

A. ピカーさんのフィーリング評価では「モード 3」が最も好み、とされています。コーナー進入時のハンドルの重さが分かりやすく、アンダーステア挙動も掴みやすいとのこと。ただし好みの差があるので、購入後はモード 1〜3 を順に試すのが推奨です。

Q4. 付属ペダルは買い替え必須ですか?

A. 必須ではありません。バネ+ゴム構造で T300RS から進化しており、iRacing 程度なら付属ペダルで十分実用的です。本格的にロードセル式に移行するなら CSL Pedals LC(約 4 万円)や Heusinkveld Sprint(約 7 万円)への展望があります。

Q5. ディスプレイは本当に便利ですか?

A. 速度・ギアが手元で確認できるため、特に VR や視線移動を最小化したい環境では便利です。実車のレーシングカーでも同様のディスプレイがある車種が増えており、没入感の演出としても効果があります。

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